今日の授業のゲストスピーカーに、いわゆる少年院の教師をやっている人が来てくれました。
普段、そういった方とは知り合う機会がないので非常に興味深い経験となりました。
彼が働く少年院は、前科一犯ではなく何度も罪を犯した16-18歳の子供たちが集まるところ。
収容された半分以上がネイティブ・カナディアンで、主な犯罪は窃盗や恐喝。
殺人で収容されている子もいれば、売春で収容されている子もいる。
やはり、家庭環境の崩壊というのが底辺にある状況なのだそう。
授業で、ネィティブの問題なんかを統計的にみてたけど、実際にそういった状況を経験してる人の話は、真実性があって妙に納得しました。
今日聞いた話で最も印象深かったのが、「ポテトチップスの袋を取られたがために兄弟を殺した」という話。
短絡的な犯行で再犯の可能性も否めないけど、彼の服役は最大でも3年程度だそう。
そういう話を聞くと、少年法のあり方ってもっと議論されるべきだと思う。
ただ、最近は収容されている人数が減ってきているらしく、それはいい傾向だと思う。
貧富の格差が少なくなっているのか、それとも単に子供の数が減ってるからなのかはわからないけど。
とにかく今日は有意義な授業でした。